不登校

休み明けはつらい。みんなそうだと思うのに。我が宝は、今日も学校を休む。いわゆる不登校。

もうちょうど一年が経とうとしている。中学に入り、一週間に二日は休むようになった。夜更かしをしてテレビを見ようとしている宝に旦那が大声で叱った。その瞬間、プツンと細い糸が切れたかのように、宝は殻にこもった。

鍵を閉めた部屋から出てこなくなった。話かけても返事はない。食事もとったかどうかわからない。それが何か月も続いた。嫌なニュースを聞くと、とても心配になった。まさか自分の宝が不登校になるとは思いもしなかった。対応がわからない。学校とのやりとりもしんどくなる。制服を着た生徒を見かけるとうらやましく、同時に悔しくなる。周りからダメなお母さんだと思われているだろうなと思うと、人に会うのも外へ出るのもしんどい。毎日泣いて過ごした。

何も変わらず時間だけが過ぎていき、これまでオール5だった通知表も1と2が並ぶ。

誰かに助けてほしい、必死にもがく。

休む子は自分に甘いのか。行きたくても行けないもんなのか。次第に下の宝たちも学校を休みがちになった。一人が許されていると、簡単に休めるのだ。私の自慢のキラキラの宝たちが、どんどん灰色の石のようになっていくのを感じた。これまでの子育てに自信がなくなり、自分が恥ずかしくなった。

 

今日の問題

なぜみんな学校にいけるのでしょうか。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です